2022年2月6日 教会総会礼拝メッセージ 「 一心に見つめて 」

メッセンジャー:仁科宣雄師

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「 一心に見つめて 」     ( ヤコブの手紙 1章 19~25節 )

真の神を信じ、救いにあずかったクリスチャンは占いに心寄せることは決してありませんが、「みことば」を自分の都合に合わせて、占い代わりに導きを求めることは無いでしょうか?また、恵まれるみことばだけに心をとどめ、あとは聞き逃しているようなことはないでしょうか?どのみことばも聖書全体の中の一句であることを覚えましょう。

Ⅰ.「ヤコブの手紙」について 

今月のベラカの4日(金)~にも記されています。ヤコブは信仰による「行い」を強調したため、信仰者の中にも誤った理解をする人が多くいました。彼は「信仰」を土台とした「行動」が起こされない限り、イエスの福音は世に表されて行かないと声を大にしたのです。その行動を起こさせる力がみことばそのものです。(Ⅰコリント1:18)

Ⅱ.「一心に」

私たちの心には「良心」が備えられていると共に、サタンの誘惑にあい、その良心から離れてしまい罪を犯してしまう「弱さ」も持っています。私たちの心に備えられている「良心」というのは、「神が人を愛する心」です。私たちの魂を救う主のことばは、思想において、行動において、主が責任を取ってくださるという完全な保証があるからこそ、自由と言えるのです。主のみこころを見定め、語られることを聞き取っていきましょう。

Ⅲ.実行する力  (:13)

ローズ・ウォーマーは、ハンガリー生まれのユダヤ人です。30歳の時、アメリカの宣教師から「旧約聖書に預言されている救い主とはイエス様のこと」と聞き、聖書を読み込み,確信し,自らも宣教師になりました。時代は、第2次世界大戦の頃、ローズはヒトラー率いるドイツ人による厳しい迫害を受け,体は弱り,とうとう死のガス室へと入れられますが、何と機械が故障し、命が助かったのです 別の収容所に連れて行かれたローズは、一人のドイツ人から新約聖書をもらい「主が共にいてくださる」と励まされますが、所長に取り上げられ殴る蹴るの虐待を受けました。しかし、時間後そこに爆弾が落とされます。「これは神様の火だ」と思ったローズは祈りました。ローズは勇気を出して所長に「聖書を返してください」と願い,ローズが命をかけて聖書を求める姿にも驚いたのでしょう。聖書は返され、多くの人が聖書に興味を持つようになったのです。 やがて戦争は終わり、奇跡的に生き残ったローズは、ドイツ人の残虐さを知りどうしても許せなくなりました。しかし、「許しなさい」との主のことばが心に深く刻まれ、「ドイツ人を許します」と祈り、ドイツにも聖書を配りに行くことを導かれたのです。その後、ローズは自分の病気を治してくれるドイツ人の医者に出会いました。ドイツ人の友達もたくさんできました。みことばに従うローズを神様は祝福してくださいました。ローズはイスラエルに住んで、イエス様の事を知らないユダヤ人たちに聖書を配り続けました。ローズが心からみことばを愛したことにより、主の救いが多くの人の恵みとなりました。

結  論  

みことばが命を支え、思いや行動を導いてくれるものだと信じ、常に無くてはならないものとして口ずさみつつ、主の祝福を見させていただきましょう。

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