2025年6月22日 世界宣教デー礼拝 「イエスから目を離さずに走り続けよう」 

メッセンジャー:安達 恵都師(東京教会 協力牧師)

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「イエスから目を離さずに走り続けよう」   (へブル人への手紙12章1,2節)

本日の御言葉
  信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。
                       へブル人への手紙 12章2節

<重荷を捨てて、走る>

みなさんの信仰生活の中での目標というものはありますか?目標と聞くと“何かを達成するために、頑張らなければならない”という負担を感じてしまいますか。
ヘブル人の著者は、イエス様を信じて歩む生活を、“競争“と表現しています。他人と比べてどちらが優れているかという競争ではなく、その競争は自分の前に置かれている自分自身が走り続ける競争です。その信仰生活を、一体どのように生きればよいのでしょうか。

・罪を捨てる

1節 “一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて”とあります。競争をする時は、身を整え、何も持たずに走るでしょう。信仰生活という競争の中でも、背負っている人は重荷を置き、また、脱ぎ捨てたはずの罪が足にまとわりついてうまく走れないことのないように、競争の妨げになるものを自ら捨てなければなりません。その信仰生活という競争を走ることを不可能にするようなものを一切捨て続けなければなりません。その重荷や罪は、人によって異なるでしょう。今、自分がどのような重荷や罪を背負って、信仰生活を送っているのか、この競争を走っているのかもう一度吟味しましょう。そして、自分が負っていると思っていた一切の重荷と罪は、すでにイエス様が一人背負い、十字架にかかり、その命と引き換えに私たちが身軽なものとなったことを覚えましょう。

・走り続ける

 “忍耐を持って”とあるように、この競争は簡単なものではなく忍耐を伴うレースであることがわかります。信仰生活も忍耐を伴います。迫害や困難にあっても信仰を握りしめる忍耐、御言葉に聞き従う従順な生活の忍耐などをたくさんの試練が待ち構えているでしょう。逃げ出したくなるような信仰生活が遭っても、耐える源はイエス様です。また、この信仰生活を全うした模範もイエス様です。私たちは、忍耐の源であるイエス様から力をいただき、またこの競争を既に全うしたイエス様を模範に走り続けるのです。

<イエスから目を離さない>

信仰生活の目標は、イエス様から目を離さないことではないでしょうか。その競争を誰よりも立派に、誰よりも早く、という目的ではなく、イエス様から目を離さずに与えられている信仰生活を全うすることが私たちのゴールです。このイエスは、完全な信仰の模範(完成者)であり、信仰の導き手(創始者)として、この世で苦しみ・困難・屈辱に耐え、勝利を勝ち取りました。その主イエスが今、私と共におられます。
今日、不必要な重荷・罪を捨て、他の何ものでもなく、完全な信仰と導き手であるイエス様に目を向けて、与えられている信仰生活を共に全うしましょう。

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