メッセンジャー:仁科宣雄師
「家族の救いを共に喜ぶ」 (使徒の働き 16章16~34節)
本日の御言葉
主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。
使徒の働き 16章31節
家族を思うお互いの願いは時としてずれてしまうことがあります。親子にかかわらず、兄弟においても価値観の違いによって相いれないものも出てきます。ただ本当に良いものは、たとえ時間をかけても、共有して喜びを共にしたいものです。
Ⅰ.第2回伝道旅行へ…人間の最善と神の最善を信じて (16章 1~10節)
パウロは第一回伝道旅行で訪れた町々をもう一度訪れ、イエスの弟子となった人たちを励まし、力づけようとバルナバに提案し、二人は第2回目を計画します。ただ、前回途中で離脱したマルコを同行させるか、させないかで議論が起こり、一見、仲間割れ!?…と思われるようなことでしたが、お互い祈りのうちに出された結論に主は働かれ、それぞれ分かれての行動に、新しい働き人が加えられていくのでした。 パウロの伝道方針の一つは、人間の最善を尽くすことでした。パウロは以前、石打の刑にあった「リステラ」の地で、青年テモテをパウロたちの働きに加えるようにと導かれました。パウロは、テモテがこれからユダヤ人に入り込んで伝道しようとしていく際、無用な誤解を与えないようにという意味で割礼を授けました。何とかしてユダヤ人を救いに導きたいという熱意の表れであり、福音伝道のために最善を尽くしたのです。もう一つの伝道方針は、神の最善を信じて従うことでした。パウロたちの計画は、聖霊によって何度も禁じられ、彼らは地中海に臨む「トロアス」に導かれました。その夜、パウロは幻を見、三人は海を渡ってマケドニアに行くことを決めました。これまでの苦い経験が、全て自分たちをマケドニアへと導くための聖霊の御業だと確信しての決断でした。これによって、福音がヨーロッパへ…との道が開かれたのです。
Ⅱ.ピリピでの伝道 (11~40節)
神はリディアの心を開かれ、パウロの語る福音を受け入れ、家族全員がバプテスマを受けました。彼女の家はピリピ宣教の拠点となり、パウロたちを支えます。さらに、パウロたちは占いの霊に取りつかれた女奴隷に出会い、その女性から悪霊を追い出します。しかし、彼女によって金儲けができなくなった主人たちが言いがかりをつけ、パウロとシラスは一方的に訴えられ、投獄されるのです。夜になって、獄屋には二人の痛みによるうめき声ではなく、祈りと賛美の声が響きました。他の囚人たちがその声に聞き入っていたその時、突然大地震が起こり、牢の扉は開き囚人たちの鎖が外れたのです。二人の祈りと賛美に対して神が応えられたのです。看守がその現状に囚人たちが皆逃げ出したと思い込み、責任を取って自殺しようとするのを見てパウロは叫びました。彼の声に看守は我に返り、囚人たちが誰も逃げず、目の前にいるのを見て驚きます。彼は、一瞬にして神の力に捕らわれ、その力を恐れて二人の前にひれ伏し、死を願うのではなく、救いを願い求めたのです(30節)。パウロは、看守にそのために「主イエスを信じなさい(31節)」と答えます。そうすれば、あなたの家族も…と、主は家族を救いの広がりに深く関わる単位として大切に見ておられるのです。月明かりの中、看守はパウロとシラスの打ち傷を洗い、パウロとシラスはバプテスマによって看守の罪を洗ったのです。こうして看守とその家族はバプテスマを受け、リディアの家族と共にピリピ教会の支えとなっていきました。
結 論
パウロがどのような時にも、自分のすべき最善を考え、神の導きに従うことによって、神のご計画は進められました。私たちの祈りと賛美に主は必ず応えてくださいます。決してあきらめずに「本気で」 主に祈り求めてまいりましょう。
